開発設計・CAE解析・3Dモデリング

新しい車両の開発や改良を通じて、モビリティの未来を創造する魅力的な業務です。私たちは、持続可能なモビリティ開発の実現に向けて重要な役割を果たす為の、最適なサービスを提供しています。

開発設計

ハイエンド3次元CAD “CATIA” を巧みに操作して世界中のユーザーへ届ける自動車部品を設計しています。

業務内容

設計は製品を具現化するために必要な要件を満たすよう、関連部門と調整し最終的な製品形状を決めていきます。
形状を決めるためには、CATIAを駆使して3D空間上に自身の技術と想いを込めた形状をモデリングし、それをもとにして関連部門と様々な検討を繰り返していきます。
各国の法規や環境性能/衝突安全性能など、様々な観点で性能を測り、すべての性能を満たした形状をチーム一丸となって導き出します。
山王テックでは、これまでに培った豊富な知識や経験、ノウハウをもとに、レベルの高いモデリングスキルをもったスペシャリストが設計者派遣や委託・請負業務として設計業務を行っています。

業務フロー

自動車開発の流れ
自動車開発全体
開発開始
発売開始
自動車開発全体の流れ(商品企画・デザイン・設計・解析・テスト・評価・生産準備・量産・販売)のうち、設計分野を以下の設計業務フローで示す図
設計業務フロー
  1. 設計構想
    コンセプトやベースデザインを決定します。
  2. 基本断面
    各部品が存在する空間が成立するか確認する為の断面を作成します。
  3. レイアウト
    簡易3Dデータ作成
    基本断面を元に簡易的な3Dデータを作成します。
  4. 関係部門調整
    簡易3Dを元に、関係部門と調整し不具合などの検証を行います。
  5. 3Dデータ作成
    車1台分の詳細3Dデータを作成します。

    課題発生時基本断面に戻る

  6. 図面作成
    部品毎に図面を作成します。
  7. 出図
    図面を正式に発行します。

使用ツール

  • CATIA V5/V6CATIA(Computer-graphics Aided Three-dimensional Interactive Application)
    フランスのダッソーシステムズが開発した3D-CAD

自動車・航空業界などで幅広く使用されているハイエンド3D-CADであり製品開発プロセスを効率的に行い、設計品質を向上させる事が可能なツールです。
3次元モデリングに適した豊富なコマンドが実装されており、直感的な方法でバーチャル空間に物体(3D)を作成する事が出来ます。
また、近年ではコンピュータ上で物理的挙動をシミュレーションする事も多く、それらを評価する機能も備えています。
これらにより、部品設計から配置レイアウトや検証(解析)・図面作成を行う事が可能であり自動車開発には必須のツールです。

業務実績

自動車の図自動車の図
1 ライト・電装系
  • ヘッドライト
  • リアコンビライト
  • ターンライト
  • バンパー
  • ホーン
  • メーター
  • 各種センサー類 等
2 エンジン系
  • シリンダヘッド/ブロック
  • ビストン
  • クランクシャフト
  • IPU(HEV用バッテリー)
  • 冷却系
  • オルタネーター
  • オイルポンプ
  • ウォーターポンプ
  • ハーネス 等
3 インテリア・安全装備
  • インストルメントパネル
  • コンソール
  • グローブボックス
  • ルーフライニング
  • ドアライニング
  • フロア/カーゴライニング
  • フロント/リアシート
  • シートベルト
  • エアバッグ 等
4 アッパーボディ
  • ルーフパネル
  • フード
  • イン/アウトサイドパネル
  • フェンダーパネル
  • カウルトップ 等
5 エクステリア
  • ドアパネル
  • ドアガラス
  • インナー/アウターハンドル
  • サッシュ
  • シール類 等
6 アンダーボディ
  • フロント/リアフロア
  • サイド フレーム
  • センタートンネル
  • ホイールハウス
  • バルクヘッド
  • アンダーカバー
  • フェンダーカバー 等
7 パワートレイン/シャシー
  • クラッチ
  • トランスミッション
  • ドライブシャフト
  • ホイール/タイヤ
  • アクセル/ブレーキ
  • ステアリング
  • フューエルタンク 等
自動車CAE解析画像

CAE解析

コンピュータシミュレーションによって製品の性能や挙動を予測・評価する業務です。

業務内容

自動車の衝突CAE解析は、コンピュータを使って自動車が事故や 衝突に遭った際の挙動や安全性を予測・評価する事です。
これにより、実際の衝突テストを最小限に抑えながら、車両の安全性を評価することが可能です。
こうした解析では、まず、自動車のデザインや構造、材料特性、衝突時の速度、角度などをコンピュータモデルに取り込みます。次に、これらの情報を基に コンピュータが数学的な数値計算を行い、衝突時の様々な要因に関するデータを計算機上で模擬します。
弊社では、主に衝突CAE解析として以下の点を評価するサポートを行っています。

  • モデルの作成
    対象となる自動車や構造物を3Dモデルとしてコンピュータ上に作成します。このモデルは、対象物の形状、構造、材料特性などを精密に表現します。
  • 構造解析
    車両の構造の強度や変形、変形する空間の設計が、どれだけ効果的に衝撃を吸収するかを評価します。
    乗員の挙動解析: 衝突時に乗員がどのように動き、どれだけの力がかかるかを予測し、乗員の安全性を評価します。

これらの解析結果を基に、自動車メーカーは設計の最適化や安全機能の改善を行い、実際の衝突テストを行う前に安全性を高めることができます。
また、製品の開発手順を効率化し、費用と時間を節約する役割も担っています。

※この他にも、下記解析業務実績があります。

  • POWER UNIT関連
  • 灯体/内装関連
自動車のCAE解析画像1
計算結果
自動車のCAE解析画像2
解析モデル
自動車のCAE解析画像3
解析モデル

業務フロー

自動車開発の流れ
自動車開発全体
開発開始
発売開始
自動車開発全体の流れ(商品企画・デザイン・設計・解析・テスト・評価・生産準備・量産・販売)のうち、解析分野を以下の業務フローで示す図
解析業務フロー
  1. 目標設定
    企画構想
    各要件を満たす為の目標を設定し、その目標値を満足させる為の特性値を定めます。
  2. メッシュ生成
    形状検討
    対象となる自動車や構造物を3Dモデルとしてコンピュータ上に作成します。このモデルは、対象物の形状、構造、材料特性などを精密に表現します。
  3. 境界条件設定
    モデル構築
    モデルにおける境界条件を設定します。これには、衝突の速度、方向、角度、および他の初期条件が含まれます。
  4. 解析の実行
    設定された条件をもとにスーパーコンピュータが解析を実行し、時間毎の物体の挙動を予測した結果を書き出します。
  5. 結果の評価
    シミュレーションの結果を評価し、構造物の変形、応力分布、変位などを分析します。これにより、性能の評価や改善が行えます。
  6. 他部門調整
    判定結果報告
    試作・量産に向け、評価した結果を報告し、他部門と調整を行います。

    課題発生時メッシュ生成形状検討に戻る

使用ツール

  • ANSA / BETA CAE Systems社製
  • Hyper Works / ALTAIR社製

解析用のCAE(Computer-Aided Engineering)ソフトウェアは、コンピュータを活用して構造物の衝突や衝突に関連する挙動を解析するためのツールです。
これは、物理的な衝突や力の影響を仮想空間上で模擬し、開発段階で問題を特定させ、最適な設計を行うのに役立ちます。
CAD(Computer-Aided Design)モデルを基にして物体の形状、材料の特性、境界条件などを入力し、実際の物事や挙動を計算機上で模擬します。
CAEソフトウェアは、自動車産業、航空宇宙産業など様々な産業分野で使用され、製品の設計と開発プロセスの効率化や品質向上に貢献しています。

その他実績 使用ソフト
流体解析 FLUENT/Flowmaster/Particle_works
1次元解析 SimulationX/GT-SUITE/GT-POWER
形状最適化 mode FRONTIER
機構解析 EXCITE/RECURDYN
振動解析 PS-X
照明解析 SPEOS
3Dモデリングの自動車の画像

3Dモデリング

ハイエンド3次元CAD“CATIA”を使用した3Dモデリングにより様々な領域のモノづくりをサポートしています。

業務内容

自動車の開発現場では様々な分野で3Dデータが活用されています。
自動車部品、生産ライン設備の3Dモデリングや設計者が出図した3Dデータを各種検証に活用するためのデータ構築を行っております。

使用ツール

  • CATIA V5/V6CATIA(Computer-graphics Aided Three-dimensional Interactive Application)
    フランスのダッソーシステムズが開発した3D-CAD

自動車・航空業界などで幅広く使用されているハイエンド3D-CADであり製品開発プロセスを効率的に行い、設計品質を向上させる事が可能なツールです。
3次元モデリングに適した豊富なコマンドが実装されており、直感的な方法でバーチャル空間に物体(3D)を作成する事が出来ます。
また、近年ではコンピュータ上で物理的挙動をシミュレーションする事も多く、それらを評価する機能も備えています。
これらにより、部品設計から配置レイアウトや検証(解析)・図面作成を行う事が可能であり自動車開発には必須のツールです。

業務実績

生産設備データのモデリング(2D図面→モデリング→組付け→可動設定)
自動車データ変換業務(CATIA V5→V6)/3D図示 登録業務
部品構成バラシ業務/部品適用 入力業務/部品属性(材料・重量・厚み 等)入力業務/出図前データチェック業務
溶接要素 3D化 業務/ドア部品 曲げ加工モデリング業務 等

  生産設備データのモデリング
  • フロー1
    2D図面
  • フロー2
    モデリング
  • フロー3
    組付け
  • フロー4
    可動設定
  自動車データ変換業務( CATIA V5→V6)
  • フロー1
  • フロー2
  3D図示 登録業務
  • フロー1
  • フロー2